11月11日に52歳を迎えた木村拓哉の発言が、再び注目されている。
それは現在行っているライブツアー『TAKUYA KIМURA Live Tour 2024 SEE YOU THERE』横浜公演でのこと。12日配信の『FRIDAYデジタル』によれば、前回(2022年)のライブから現在までを振り返り「この2年の間に人生で初めて腐りかけた」と発言したという。これはSNSで瞬く間に話題になった。
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木村といえば、昨年表面化した故・ジャニー喜多川氏の性加害問題のあおりを受けて、日産自動車や日本マクドナルド、オープンハウスといった大手のクライアントを失った。一部では制作中の主演ドラマ「教場3」(フジテレビ系)の撮影再開が難航しているとの指摘もある。そうしたことへの恨み節ともとれる木村の発言に対し、SNSでは《ガッカリさせられた…被害者のことを考えたら口にするべきじゃない言葉でしょ》《腐りかけた…なんて甘えてない? そんな状況が辛いなら、事務所を出ればいいだけ》と厳しい声が目立つ。
■「グランメゾンSP」の高視聴率と映画メガヒットが生き残りの必須条件
来月29日には、2019年10月期にオンエアされた木村の主演ドラマ『グランメゾン東京』(TBS系)スペシャル版が放送される予定で、年明けは正月の恒例番組となった、明石家さんま(69)とのバラエティー番組『さんタク』(フジテレビ系)も放送される予定。新たに契約した『ダンディハウス』(エステティックサロン)と『CANADEL』(アンチエイジング化粧品)のCМも好評と、少しずつではあるがイメージ回復に向けて歩き出した矢先の木村の今回の発言に関する報道は、思った以上に彼にダメージを与えているようだ。
「それでなくても木村は、性加害を正式に認め、謝罪したジャニーズ事務所の会見の数時間後に自らのSNSに”show must go on!”と投稿したり、先月亡くなった西田敏行さん(享年76)を偲ぶ言葉に”虹の橋を渡った…”という表現をラジオ番組『木村拓哉 Flow』で使い、ヒンシュクを買いました。さらに今回のライブでの発言を合わせた”失言三連発”は、テレビ関係者の間でも話題になっていて、”せっかくスポンサーが付き始めたのに、また何か失言するんじゃないかと、クライアントの中には“ヒヤヒヤだよね”とか、”グランメゾン・スペシャルが、しばらくの間地上波ドラマの見納めになるんじゃないの?”なんて穏やかでない事を口にする人もいます」(芸能関係者)
加えてこの関係者は、今後の木村の活躍について「配信ドラマや動画といった、特定のジャンルに限られることになるかもしれない」とも話す。
「木村がこれまで通り活躍するとすれば、ドラマ『グランメゾンSP』の地上波での高視聴率に加え、12月30日公開の『グランメゾン・パリ』(東宝/ソニー・ピクチャーズ)のメガヒットが求められることになるでしょう。『マスカレード』シリーズ(東宝)は2作で興行収入は約84.5億円ですから、可能性はまだ十分に残っていると思いますが、彼は難しい局面に立たされています」(別の芸能関係者)
キムタクの”失言3連発”がどんな形でドラマや映画に影響を与えるのか注視したい。
(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)
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