「騒動発覚直後はひどく落ち込んでいて、自宅に引きこもっていましたが、最近は少しずつ外出の頻度も増えてきました。週に1回程度は関係者との打ち合わせに出かけることもあるそうです」(中居の知人)
芸能界を引退したものの、いまもその動向が注目を集める中居正広(53才)。そんな元国民的アイドルの様子には最近、“ある変化”が見られるという。
「外出する際に、“変装”をやめたのです。これまではマスクや帽子、サングラスで顔を隠していましたが、もう吹っ切れたのでしょう。さすがに徒歩で出歩くことはないのですが、愛車のハンドルを握り、マスクをつけず素顔のまま出かけているようですよ」(前出・中居の知人)
一時は周囲が「片時もひとりにしておけない」と気を揉んだこともあったが、こうした変化には、ファンの声援とともに巨額裁判の行方も関係している。
「フジテレビの親会社が、前経営陣を訴えている裁判を巡っては、中居さんに飛び火する可能性も囁かれていました。ただ、フジテレビの上層部は中居さんに賠償責任を求めることは、現実的ではないと判断しています。
中居さんサイドも『危機は去った』と考えているようで、ファンの声に耳を傾ける余裕が出てきたともいわれています。オンライン上で署名活動を行うメンバーからのメッセージに弁護団が応答しているそうなんです。弁護団は中居さんを応援するファンの声を本人に積極的に伝えているとか。
さらに、中居さんの心には『このまま忘れられたくない』という思いも以前からくすぶる。今後に向けた歩みを現実的に模索する中で、環境を変え、新たな拠点を設ける話も出ているそうですよ」(芸能関係者)
中居が地元を愛し、海辺の街での生活に思いをはせていたことはよく知られている。
「海が美しい観光地が好きで、ハワイやイタリアには何度も足を運んでいました。中でも、地中海に浮かぶイタリア・カプリ島の風光明媚な景色は大のお気に入りで、『また行きたい』と興奮気味に語っていたこともあります。
以前から『朝日と夕日がきれいな海の近くで暮らしたい』と話しており、地元・神奈川では中居さんが湘南エリアのマンションを購入したのではと噂されています。その高級マンションは、まもなく入居が開始されるそうで、中居さんをずっと支えてきた恋人との新たな拠点になるのではないかとみる関係者もいるのです」(別の中居の知人)
騒動以前から、わざわざ地元に戻り、気の置けない仲間たちと酒席を共にすることもあった中居。2016年に発売された雑誌『藤沢・辻堂Walker』(KADOKAWA)でもこう述べている。
《「将来は藤沢に戻りたいなぁ」と思います。もうこの年齢から新しい友達なんてそうそうできないし、やっぱり、昔からの友達がいて思い出のある地元がいい。(中略)地元に家を持つのは、まだ実現していないけれど、いつかは……という気持ちは、ずっと持っています》
長年の恋人と一緒に中居が抱く望郷の念。彼が“素顔で”過ごすことができる海辺の街に姿を現す日も近いかもしれない。